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3月 30, 2021 ブログ

ひよっこ


85歳のおばあちゃん。三味線の先生をしているそうな。カルチャーセンターや自身のスクールなどで講師を勤めているらしい。

「素晴らしい先生に出会うことができ、今、教えてもらっているんです」

なんと相手は40歳女性の先生。自分の半分にも満たない年下の先生から三味線を習っているそうな。その人の三味線テクニックに一目惚れしたようで自分から教えを乞いに彼女のもとを訪ねたようです。

「先生はやめてください」

もはやどっちも先生ですからね(笑)呼び方が難しいでしょう。この40歳の先生だってやりづらいでしょうね。こんな大先輩中の大先輩に教えるんですからね。下の名前に「さん」を付けると言うことで話がまとまったようです(笑)

「今、とっても楽しいんです」

もう、この方に敬服する他ありません。いくつになっても学ぼうとするその向上心。遥か年下の人間にすら教えを乞うというその姿勢。人生が楽しいという彼女の言葉に嘘偽りはないでしょう。

私が85歳になった時、果たして40歳の人から占いを学ぼうと思うでしょうか?たくさんのお弟子さんがいて、それなりの実績を持ち、それなりの地位を確立していたとすれば尚更それは難しいと思われます。しかし、このおばあちゃんはそれをやっている。まさに人生のお手本となるような人物だと強く思いました。

何をどうすれば良いのかわからない。そんな人が多いと感じます。昔の私もそんな人間でした。幸せになりたい。もっと充実した日々を送りたい。何かに打ち込みたい。そんな想いとは裏腹に何に頑張れば良いのかがわからない。その矛先がわからずに、ただただ時間ばかりが過ぎていく。

その答えを求めに来る方がいます。しかし、それは問題の正解を聞きに来ることに等しいんです。占い師は問題の答えは教えません。問題の解き方を教えるのです。どうして?だってそれはあなたの人生だから。自分で決めることが自分の人生を生きているってことになりますからね。

多くの人が理屈で生きようとして迷子になっています。将来の計画を立て、目標に向かって進んでいく。これは素晴らしいことです。しかし、その計画は様々な要因によって修正を余儀なくされます。理屈で生きる人間は、その変化についていけないんです。無駄を嫌っているはずが、かえって遠回りなんてことになりがちなんですからね。

目の前にバニラ、チョコ、ストロベリー、ミント、キャラメルなど数十種類のアイスがあったとします。人生をかけてひとつ選ぼうとした場合、いきなり決めることは愚策と言えるでしょう。それではどうすれば良いのでしょうか?

「一口ずつ食べてみる」

試食を繰り返せば良いんです。そして、その中から最終的にひとつを選べば良いんです。しかし、多くの人がその試食するべき対象物が見つかっていません。

「今、やりたいと思うことをやってみる」

とりあえず、やってみるんです。そして、違うと思えば即撤退すれば良いんです。 「将来、必要になるだろうから」と頭で考えてやることは多くが挫折しがちです。なぜならそれはやりたいこととは違うからです。そのやりたいことさえ見つかれば、もう成功したと言っても過言ではありません。あとはただ突き進めば良いだけとなりますからね。

貪欲に次のアイスを選ぼうとする三味線のおばあちゃん。ある意味、欲張りとも言えるでしょう。まだまだ人間として三味線のプロとして上を目指しているんですからね。私も次のアイスを選ぼうと思います。だって、バニラの上にチョコを重ねても良いわけですからね(笑)

50年も生きてきた私。まだまだ、ひよっこですね。