全力鑑定

カラフルというイベントをチカホで行っています。月1回のイベントになりますが、これはブース料をみんなからもらい、その日の売上はすべて占い師個人のものとなるやり方です。

「できるだけ延長してもらうように！」

私はみんなにそう言ってきました。しかし、どうやらその真意が伝わっていなかったようです。これは10分で終わるはずの鑑定をダラダラ引き延ばして延長させるという意味では決してありません。

目の前の10分鑑定は全力ですべきなんです。10分だからとか1時間だからとか、そこに時間は関係ありません。誠心誠意をもって全力で鑑定することはプロの占い師として当然のことだと思うからです。

「彼の気持ちも観てみましょうか？」
「彼と別れたらどうなるか？も観ることができますよ」

私の言うところの延長とは、例え、鑑定時間が終了したとしても次の提案をしなさいってことなんです。こんなことも鑑定できる、あんなことも鑑定できるという提案をすることで延長に繋がりやすいんです。

「そんなこともわかるんですか？」

お客様は悩んでいます。しかし、その悩みをどこまで占いで解決できるのかがわかっていません。そもそも「占いではどんなことがわかるのか？」がわかっていない場合が多いんです。だからそれを提案してあげる。

「もし、宜しければ」
「お時間の許す限り」

あくまでも延長ですからね。時間的余裕などがあるかどうかの確認は必要だと思います。

「目の前の10分鑑定は全力でやる。その上で次の提案をしなさい」

これを海景先生と兎月先生にそれぞれ話しました。彼女たちが事実上、チカホを運営していくスタッフとなっていますからね。共通認識を持っていた方が良いと判断しました。

5分や10分などの短い時間では鑑定できないと言う占い師がいます。私はそんなことはないと思っています。

それはむしろ自分は無能さを公言しているようなもの。その時間内で行える範囲の内容をその時間内で終えられる占法を使って鑑定すれば良いだけのことですから。

「チカホはお試し10分だから」

違いますよ。全力10分です。もっと詳しく聞きたい場合は店舗に来てくださいではありません。目の前の10分で完結させるんです。その10分で希望を与えるんです。

それがプロと言うものですからね。