ギブアンドテイク

ひと昔前であれば、マスクが全く買えない状況でした。しかし、今はどこでも簡単に買える状況になっています。

物が買えない場合、売り手が優位に立ちます。しかし、そうでなければ立場が逆転します。

対等であるはずの関係性。

現実的にこの資本主義社会の中でそれはあり得ません。

多かれ少なかれ、立場の違いや優位性の違いは生じ、さらに常に変動します。

今日のお客様は、とあるレッスン教室の先生。なんでも理不尽な生徒さんに辞めてもらったそうな。

話を聞いていて、そりゃ辞めてもらって正解だなって感じました。

私も占い講習会を行っていますからね。他人事ではありません。

教える側が偉いなんてことは絶対にありません。

お金を払っているから教えられる側が偉いなんてことも絶対にありません。

そこにはお互いを尊敬し合う心が必要になってきます。

ドライに淡々と教えるだけ。金額以上でも以下でもなく、決められたことしか教えない。

商売として、これは正解でしょう。しかし、このやり方では必ず行き詰まってしまいます。

なぜなら、教わっているのが人間だからです。

十人十色の個性がある以上、レッスンや教育に統一マニュアルなどは存在しません。

単一の決められたやり方だけでは対応できなくなります。

私はカバラ数秘術でその人のタイプを判断します。それによってやり方を変えていくので、決まったマニュアルなどは存在しません。

いずれ私以外の人が講師を行っていく時、タイプ別のマニュアルを作る必要があるとは思いますけどね。

人は心を持っています。

単純なギブアンドテイクだけの世界では生きられません。

お客だから何をしても許されるわけではありません。先生だから偉いわけでもありません。

人であることの誇り。

それを大事にしていきたいです。