失うことの恐怖

トップに立つことは嬉しいものです。お店の売上や成績が一位になるとNO1という称号を手に入れることができます。そこを目指して頑張っていくことはとても良いことでしょう。

タロットカードの中に世界（ワールド）というカードがあります。これは全カードの中で最も良いとされているカードです。完成・成就・達成の意味を持つ最強のカードと言っても良いでしょう。

しかし、私はこれが良いカードだとは全く思っていません。これは目標に対するゴールであり、試合終了の合図でもあるからです。

頂点に立った人が次にすべきこと。それは頂点に居続けるということです。これがプレッシャー極まりないんですよね。

下からはドンドン若い勢いが迫ってきます。そして、自分のノウハウをマスターし、さらに自らのやり方をプラスして自分を追い越していく。部下や後輩を育てることは自らライバルを育成していると言えるでしょう。

こうなると不幸の始まりとなります。やがて、自分の成績よりも他人の成績の方が気になってしまいます。自分が休みの日にライバルがたくさん売上ていたらどうしよう？全然売れなければ良いのに。失敗すれば良いのに。

残念ながら他人の失敗や不幸を願う生き方になってしまうんですよね。こう思うのは当たり前の心理だと思います。しかし、決して正しい生き方をしているとは言えませんよね。

仕事に依存している人ほど、こうなってしまうんだと思います。

自分自身のことを考えてみました。

私は仕事人間だと言えるでしょう。仕事をしている時がとても楽しいですからね。なので、ゆっくりのんびりすることは逆にストレスになってしまいます。

私は仕事に命をかけています。人生をかけています。しかし、決して、ここに執着はしていないんです。この執着こそ依存に繋がっていくものだと私は思っています。

失うことの恐怖

そんなもん私は全く持っていません。無くなったらまた手に入れれば良いじゃん！そんな風に思っていますからね＼(^o^)／

そもそも私の場合、目標がNO1ではありません。世界一の占い師になりたい訳ではないってことです。

改めて考えてみました。俺って何を目標にやっているんだろう？

開運ランドは作りたいです。でも、それをするためだけに生きている訳ではありません。

「やりたいようにやる。楽しいからやる」

根本的にあるのはこれです。つまり自由と好奇心なんですね。これを満たすための手段が仕事に過ぎないんです。

久しぶりに夢を見ました。以前働いていた会社。朝礼で私一人が私服を着て、全員がスーツにネクタイ姿。ネクタイをしていない者がいると専務に怒られている夢でした(笑)

なんかこの夢が私のすべてを象徴しているって思います。

失うことの恐怖を捨てれば、もっと楽に生きられますよ。人生の目標は決してひとつではないんですから。

お金持ちになりたい。異性にモテたい。有名になりたい。チヤホヤされたい。賞賛されたい。健康でいたい。

目標はたくさんあります。何なら全部を目指せば良いですからね(笑)

ちなみに私が目指す項目はたったひとつ。

自由でいたい